出産前後に引っ越しを考えている方は多いと思います。子どもがいると、引っ越しをするタイミングも考えてしまいますよね。
ここでは、子どもを連れて引っ越しをするときのタイミングや引っ越しの注意点についてご紹介します。
様々な事情で急な引っ越しをしなければならない方もいると思いますが、これからタイミングを見て引っ越しをしようと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
出産直後の0ヶ月から2歳までの時期は、引っ越しには適していません。
出産直後の新生児の場合、授乳間隔も整っていないので寝不足が続いている時期です。
お母さんの体もしっかり回復していないでしょう。
そのため、準備が色々と大変な引っ越しはこの時期には控えるのがベストです。
また、赤ちゃんは慣れない環境に行くことで疲れてしまい、泣き続けてしまいます。
赤ちゃんは体力がないのですぐに寝てしまうのですが、熱を出してしまう可能性もあります。
産院から自宅に帰ってくるだけでも、慣れない雰囲気を感じて戸惑う赤ちゃんも少なくありません。
少し日が経つと離乳食が始まり、お母さんは赤ちゃんのことで手いっぱいになります。
このような時期は赤ちゃんはもちろんのこと、お母さんにも負担が大きくなってしまうので、できるだけ引っ越しを避けましょう。
幼稚園の入園後の時期も、引っ越しには向いていません。
子どもがやっと今の環境に順応しだした頃に、再び環境が変わってしまうのは精神的にも負担が大きくなってしまいます。
幼稚園や保育園に入ると、子どもの環境は大きく変わります。
そして、だんだんと友達が出来ていきます。
今までのように公園で出会った子どもではなく、これから出会う子どもは同じ地域で同じ幼稚園に通う子です。
幼稚園に通いだした後の中途半端な時期に引っ越すと、また一から新しい環境で生活することになり、子どもにとっては大変なことです。
また、小学生になってからの転校も、慣れるまでとても大変なので、うまく溶け込むことができない子どもも多いものです。
引っ越しをするなら、幼稚園や保育園、小学校に入るまでの時期がおすすめです。
2歳から幼稚園に入園する前までの時期は、引っ越しに一番適していると考えて良いでしょう。
幼稚園も入る前なので、友達付き合いが少ないこともあって、新しい環境の変化にもなじみやすい時期なのです。
現に、子どもを連れて引っ越す家族は、子どもが2~3歳までの時期が多いと言われています。
そして、この時期なら赤ちゃん用品も必要なくなり、おもちゃもそんなには増えていない頃です。急を要する荷物も少ないので、引っ越しも楽になりますよね。
次に気になるのは、子どもを連れて引っ越しをする際の注意点についてです。
荷造りはいつからするの?
保育園探しはいつから?そんな疑問についてご紹介していきます。
引っ越しをする1ヶ月半前から荷造りを開始していきましょう。
夫婦だけや単身の場合は休日に作業を進められますが、子どもがいると基本的に寝てからの作業になってしまうため、どうしても時間が少なくなってしまいます。
引っ越し予定日の1ヶ月半前には引っ越し業者を選び、段ボールをもらって荷造りをスタートさせましょう。
小さな子どもがいると、子どもの荷物の分まで親が作業することになります。
また、子どもが良く使うおもちゃなどは引っ越しのぎりぎりまで出しておかないと、おもちゃがなくなって泣いてしまう場合もあります。
そのため、おもちゃ箱が入る大きさの段ボール箱を残して置き、引っ越しの前日におもちゃ箱ごと段ボールに詰まることがおすすめです。
そうすると、作業が簡単になる上、子どももおもちゃがあることで安心することができます。
引っ越しの当日は、子どもが作業で退屈してしまう可能性があります。
そのため、可能であれば両親に来てもらいましょう。
散歩に連れてってもらったり、子どもの様子を見てもらったりすることで、お母さんとお父さんは引っ越し作業に集中することができますよ。
また、引っ越し作業は業者さんが行ってくれるとはいえ、指示したり掃除したりと自分たちが行うことも多いのが事実です。
引っ越しが終った後も荷解きが待っています。
少しでも疲労を減らすためにも、一人で頑張りすぎないようにしましょう。
子どもを連れての引っ越しで大変なのは保育園探しですよね。
引っ越しまで時間の余裕がある場合、引っ越し先の状況をしっかり調べ、保育園探しも十分に行いましょう。
まずは引っ越し先の待機児童について調べましょう。
今はインターネットを使えばすぐに状況がわかるので、どんどん活用しましょう。
ある程度の情報を得たら、次は市役所に待機児童の問い合わせをします。
引っ越しの7ヶ月前からは、認可外保育園施設を調べましょう。保育園に入れない場合もあるので、通える範囲の認可外保育園を調べて片っ端から問い合わせてみることがおすすめです。
いくつか問い合わせしたら、電話やメールでのやり取りに不安を感じたところは候補から外し、対応が良い園だけ見学に行ってみましょう。実際に見学に行って良かったら入園予約を受け付けてもらい、引っ越し後の保育園を確保しましょう。
いかがでしたか?
子どもを連れての引っ越し時期や引っ越しする際の注意点などはしっかり理解できましたか?
子どもを連れての引っ越しは大人だけの場合と比べ、色々と大変なことが起きていきます。
小さな子どもを振り回すことのないよう、しっかりと準備して子どもが不安にならないように注意しましょう。
引っ越しは、すべての手続きや作業を早めに行うことで、間際になって困ることが少なくなるでしょう。
今後、引っ越しをする予定のある方は、ぜひ、ご紹介したことを参考にしてくださいね!