生後1か月の赤ちゃんには、絵本の読み聞かせは「まだ早い」と思っていませんか?
実は、乳幼児期からの読み聞かせは、とても大切なんです。
でも・・・
「どんな本を選んだらいいの?」
「どんなふうに読み聞かせすれば?」
と悩みますよね!
そこで助けてくれるのが「ブックスタート」!
これは自治体が乳幼児の健診の際(※1)に、推奨する「絵本」を無料でプレゼントし、実際に読み聞かせを通して赤ちゃんと触れ合う体験してもらおうという活動です!
「NPOブックスタート(Bookstart Japan)」がスタートさせたこの活動は、目的に賛同した市区町村自治体(※2)の財源によって実施されます。
※1 自治体により実施時期は異なります。
※2 最新の実施自治体はこちらから
1992年 イギリスで「赤ちゃんと絵本を開く楽しいひとときを分かち合う」を目的にスタート
2000年 杉並区で試験実施
2001年 日本で12市区町村からブックスタート開始
『語りかける「愛情」で、赤ちゃんの幸せを広げたい。』
この願いのもとで、活動をしているのが「NPOブックスタート」
絵本を開くことで、
だれもが楽しく、
赤ちゃんとゆっくり心ふれあうひととき
をもてるように。
そのきっかけを作り続けています。
各自治体によってイベントの内容や利用方法は違います。詳細は各自治体HPから。
今回例として、2003年から取り組みをスタートさせた『東京都北区』をご紹介します。
3~4か月児検診の前後の待合室でボランティアスタッフが声をかけ、赤ちゃんに最適な絵本を読み聞かせてくれます。
1人のスタッフが1組の親子を担当するのでじっくり対応してくれます。
実際にぐずってしまう赤ちゃんが多い中、絵本を開いた瞬間に絵にくぎ付けになる我が子を見てびっくりする親御さんも少なくないそうです。
検診終了後には、
・自分で選べる『本2冊』
・おすすめの絵本リスト
等々がエコバックに入ったキットを受け取ります。
その際に、育児のことや読み聞かせのことなど、ボランティアスタッフが相談に乗る光景も多くみられるそう。
通常はここで終了ですが、北区は独自の活動として、ブックスタートを受けた後のフォローも手厚く行います。
★赤ちゃんのためのおはなし会
★子育てガーデン
★赤ちゃん絵本サロン
★わらべうたサロン
など
例えば、ベテランボランティアの話し手さんが絵本の読み聞かせをし、親子は復唱したり、じっくりと触れ合う時間を楽しみます。その他音楽を通してふれあう体験やわらべ歌を教えてくれるサロンも開かれる。普段の触れ合いや読み聞かせの参考になると評判とのこと。
是非、自分の住んでいる自治体の取り組みを調べてみてください!
そして、お引っ越しの際は参考にしてみてはいかがでしょうか?