みなさん新生活にはもう慣れましたか?
慌ただしい日々が落ち着いてきた頃、引っ越した先のルールに驚くことも多いのではないでしょうか?
今回は東京ならでは、地方ならではのルールについて説明したいと思います。
地域によってご近所とのコミュニケーションの取り方やゴミ出しのルールなどに大きな差があります。
今まで住んでいた地域との違いにびっくりしてしまいますよね。
特に初めて引っ越しを体験した方はこれで合っているのかと不安に思うことも多いと思います。
そこで、疑問の声が多かったルールについて一つ一つ調べてみました。
生活しているとどうしてもゴミを捨てないといけない場面が出てきますが、ゴミ出しのルールは自治体によって違います。
可燃ゴミと不燃ゴミ、瓶と空き缶などを大きく分別するのは基本的に同じですが、場所によってはもっと細かく分別しないといけない場合があります。
徳島県にある上勝町では、なんとゴミを34種類に分類し回収するそうです。
引っ越してきたばかりの人はどれをどう分別すればいいのか戸惑ってしまうかもしれません。
東京は比較的ゴミ出しの分別に厳しくないと言われています。
もちろん東京の中でも市区町村によって変わりますが、渋谷区や世田谷区はほぼ可燃ゴミ扱いになるそうです。
ゴミの分別の仕方は自治体のホームページか入居した際に貰うマニュアル用紙を確認しましょう。
ゴミの分別を雑に行うと思わぬトラブルを巻き起こすケースもあるので、十分に気を付けてくださいね。
基本的にエアコンや冷蔵庫などの大きな家電は粗大ゴミとして捨てることはできません。
回収業者に頼むか、地域のゴミ処理センターに持っていくのが確実です。
自分の住んでいる地域はなにを捨てられるのか、なにを捨ててはいけないのか、こちらも自治体の定めたルールを確認しましょう。
曜日ごとに収集できるゴミの種類が決められている場合が殆どだと思います。
都合が悪く当日指定されている時間にゴミが出せないからと収集日よりも前や、収集後にゴミを出すのはNGです。
カラスにゴミを荒らされたり、収集不可の紙を貼られてそのまま収集されずに残ってしまったりと問題が起こってしまう可能性があります。
地方では山の中にゴミ収集所があり、自分でそこまで運ばないといけないところもあります。
雪や台風など気候が荒れている期間はゴミが出せないのでその間は自宅に溜めるしかありません。
引っ越す前にその地域のゴミの出し方を先に確認することをおすすめします。
東京は近所付き合いが悪いと言われていますが、これも地域によるでしょう。
しかし、人の出入りが激しかったり、防犯のためだったりという様々な理由から近所付き合いをしないという方は確かに増えてきているかもしれません。
アパートの隣人の顔を知らないというケースもあります。
事前に不動産に引っ越し時の挨拶について確認をするのが良いでしょう。
また女性の一人暮らしの場合は特に気を付けてくださいね。
地方では近所付き合いが大切だと言われていますが、東京同様地域差はあります。
地方の中でも特別近所付き合いを大切にしている地域では引っ越し時の挨拶、地域の行事への参加、消防団や婦人会への加入などが必要なところもあります。
おすそ分けなどをしてもらった時は変に遠慮せず受け取りましょう。
東京ではあまりおすそ分けの文化はないので戸惑うかもしれませんが、大切な助け合いです。
お返しが必要か否かは別の近所の方に聞いてみるといいでしょう。
また、寒い地域だと大雪が降り積もることもあります。
その時の雪かきなども重要です。
東京ではたとえ雪が積もっても雪かきをすることは珍しいですが、雪かきも大事なコミュニケーションです。
円満な近所付き合いで新生活を楽しんでください。
東京と地方で大きな違いがあるのは交通環境ではないでしょうか?
東京では車が必要になる場面が少なく、免許を持っていない方も多いです。
電車やバスの本数は多く、数分感覚で運行しているなど公共交通機関が充実しています。
しかし、充実している代わりに暗黙のルールも出てきます。
いくつか例をあげましょう。
リュックを背負っていると2人分のスペースを取ることになり、邪魔になってしまいます。
防犯のためにも満員電車でリュックを背負うのは良くないとされています。
満員電車内で扉付近に立っている方は停車駅に着く度に1度電車から降りましょう。
その駅で降りる人が全員降りてから再び乗車します。
東京では基本的にホーム上では2列に並んで電車を待ちますが、地域によってこの整列乗車の習慣がないところもあります。
周りを見て確認しましょう。
東京から他の県まで直通の電車だと、途中で自動ではなく手押しボタンに切り替わる場合があります。
その際は車内アナウンスがされるので注意してアナウンスを聞きましょう。
また、暖房や冷房が効いている期間はなるべく乗車下車した際に扉を閉めるのが良いですね。
このような暗黙のルールがありますが、人の数だけ別の意見も出てきます。
ケースバイケースで行動することが求められます。
地方などの公共交通機関が少ないところでは車が必須になり、免許取得者の数は多いです。
地方の電車の中には扉が一切自動で開け閉めしないところや車両とホームの間が空いているものもあります。
また走行音が大きい電車も多いので、車内アナウンスの聞き逃しに注意してください。
やはり地方の中でも地域差があるので、乗り慣れていない方は事前に調べてから乗るのがいいでしょう。
自然に囲まれている地方だと野生の動物との衝突で遅延することも珍しくありません。
東京も同じですが、時間に余裕をもって行動できるのがベストです。
引っ越しを決める前には公共交通機関のことは必ず確認し、通勤や通学のストレスにならないように気を付けましょう。
いかがでしたか?
地域によってルールは大きく変わるので最初は戸惑うことや疑問に思うことが多いでしょう。
しかし、住んでいるうちにいつの間にかルールに溶け込みそれが当たり前になる時が来る筈です。
自分の住んでいるところを好きになれると良いですね。