引っ越しをすることになった時、一番大事なのは部屋探しです。
理想の部屋の条件はもちろん人それぞれですが、一体どうすれば自分の理想に近づけるのでしょうか?
まだ引っ越しを経験したことがない人はどういう部屋が自分に合うのか分からないという悩みもあると思います。
住んでから後悔しないように、今回は部屋探しの注意点と上手に部屋を探すコツをご紹介したいと思います。
みなさんは部屋を探す時まずなにを見ますか?
失敗談や成功談を調べた結果、必ず確認した方がいい条件をまとめてみました。
駅から徒歩10分と書いてある書類だけを読んでも、その道のりを実際に見て確認できるわけではありません。
駅から近くても、たとえば街灯が少なく女性の一人歩きは危険だったり、坂道や階段が多かったり、飲み屋が並んでいて酔っ払いが多かったりと実際に歩いて自分の目で確かめないとわからないことがたくさんあります。
自分がその家に住んだ時の帰宅予定時間に歩いてみて、事前に雰囲気をチェックしておくといいでしょう。
また、駅までバスを使う場合もバスが時刻通りにくるのか、どのくらい時間がズレてしまうのかということもしっかりと確認しておきましょう。
スーパーやコンビニや薬局、公共施設など、自分がよく使う施設が近くにあるか確認しましょう。
特にスーパーは自炊をするとなると必要不可欠です。
車が使えない場合だと1ℓのペットボトルを運ぶのも大変です。
買い物のストレスを増やさないためにも、なるべくならスーパーは近くにあった方がいいでしょう。
実際にシャワーから水を出してみて、排水溝から水が逆流してこないか、嫌な臭いがしないか調べてください。
掃除の行き届いていない部屋だと、排水溝にゴミが溜まっていて水の流れが悪い場合や、腐敗したような臭いが漂う場合があります。
便器の中の水位も実は重要です。
たまに溢れかえりそうな程水が溜まっている時もあるので、試しに水を流してみてください。
この時給水管から水が漏れていたら要注意です。
逆に水が少ない場合はそれがトイレ内の悪臭の原因になりかねません。
キッチンも見るだけではなく水を流してみて水圧や色が変色していない確認してください。
そしてシンク下の排水管、または排水管に繋がるホースもチェックしましょう。
ホースを引っ張ってみた時に簡単に抜けてしまわないかなどの耐久性は大切です。
「ある日キッチンが水浸しになっていた」ということのないように事前に調査することが大切です。
新しい部屋を探す時、家賃は必ず確認しますよね。
しかし、払うお金は家賃だけではありません。
駐車場が実は有料であることや、敷金、礼金、管理費が高いなど、隅々まで確認しておかないと予想外の出費に悩まされることになりかねません。
また、条件に合うと慌てて契約をしてしまうこともあります。
家賃は最高でも収入の3分の1に抑えましょう。
最適だと言われているのは、南向きの日当たりです。
日中の日当たりが良く、洗濯物が短い時間で乾くうえに寒い時期は暖房代わりにもなります。
太陽の光で部屋が明るくなるので、日中は電気代も節約になります。
逆に北向きは日照が1番悪いため洗濯物が乾きにくく、カビも生えやすいです。
しかし、部屋の中に入る光が柔らかいので本が日焼けしにくいというメリットもあります。
南向きにも北向きにも、東向きにも西向きにもメリットデメリットはあるので自分の生活スタイルにあった向きを選んでください。
今新しい部屋を探している方は自分の中に「こんな部屋に住みたい」という理想があると思います。
そんな理想の部屋に辿り着くためには、まず色々な不動産に足を運ぶことです。
ネットには載っていない物件も多数ありますので、直接不動産と会って話してみることが大切です。
また、不動産は接客のプロです。
話しているうちにピンときていないけど契約してしまった、というパターンもあります。
1人だけではなく複数人から話を聞いて、自分がちゃんと納得したところと契約を結びましょう。
両隣や、上下に住んでいる方々についても確認しておきましょう。
ご近所さんは今後生活するうえでとても重要です。
内見時に思い切って隣に住んでいる方に挨拶をしてもいいかもしれません。
ご近所さんも「どんな人が引っ越してくるのだろう」と不安に思っている可能性があります。
快適な生活を送るために、コミュニケーションは大切にしておきましょう。
壁の薄さもポイントです。
少し奇妙な光景に見えますが、壁に耳をつけてアパート内の音を聞いてみてください。
あまりにも壁が薄いと常に音に気を配る必要があり、揉め事の原因にもなる可能性もあります。
内見に行く時、確認すべきことがたくさんあります。
確認するために必要なものをまとめてみました。
家具や家電を置く位置を検討し、置けるスペースがあるのかをチェックするのに役立ちます。
メジャーで測った結果や不動産から聞いた大事な話は必ずメモに取りましょう。
足の裏の汚れが気になる方はスリッパを持参しましょう。
スリッパを履くことによって暫く掃除がされていない水場にも堂々と入れます。
また、これから完成する物件には機材が落ちている場合があります。
怪我をしないためにも必要です。
夕方や遅い時間だと、まだ電気の通っていない部屋だと明かりがなくなにも見えなくなります。
ライトで照らしながらしっかりと気になるところは確認しておきましょう。
写真を撮って、部屋全体を確認しましょう。
写真に収めておけば家に帰ってからもチェックすることができてイメージもしやすいです。
携帯で撮る場合は動画も撮った方がいいですね。
内見はとても大切な確認方法ですが長い時間見られるわけではありません。
隅々まで見られるように、あらかじめ必ず見ておきたいところをメモしておくことをおすすめします。
いかがでしたか?
住居はなかなか変えられるものではありません。
後悔しない部屋探しをしてくださいね。